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道の駅 「阿久根」の思ひで…

 

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今日は鹿児島県の道の駅「阿久根」でお散歩です.

 

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….駅舎の写真を撮り忘れました.今回は施設見取り図の入った看板で...お願いします.

ちなみに,東シナ海に突き出すような形で建つ駅舎は,「カニの目玉を付けたシルバーの屋根,深いブルーの壁はカモメや波のウェーブをあしらった海のイメージ」なのだそうです.

 

駐車場からは東シナ海を眺めることができます.

 

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ここから眺める夕日もオススメなのだとか... 

鹿児島県北部に道の駅「阿久根」は国道3号線沿いで第1号の道の駅なのだそうです.
国道3号線は鹿児島方面から走ってくると突然,視界が開けて海が見えます! 海の色は濃い部分と薄い部分があり,とても綺麗で美しいです♪

 

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細長い形の店内は,広いわけではありませんが,阿久根の特産品でいっぱいです.

今日は鮮魚の入荷がなかったようですが...でも,一夜干しや冷凍のお魚を販売しています.あじ,さば,鰯…などなど.
「たれ」とは,なんの魚かなぁ??  

 

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鹿児島県南薩摩の方では,カタクチイワシのことを「たれ」と呼ぶようです.
他にも「あおさ」や「いりこ」などが販売されていました.「いりこ」の種類が豊富でしたよ!

遠くから来た人は持って帰るが大変ですが,干物も安くて,オススメの売店です.

 

あ” そうそう.
JAF会員は会計時におまけがもらえるかもしれません.今回はお会計の時にキャラメルのような食感の「ボンタンアメ」を頂きました.九州の味ですね. 

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 阿久根文旦

 

阿久根市の特産品である「阿久根文旦(ぼんたん)」

 

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こんなに大きい柑橘類なのです.大きな果実とスポンジ状の厚い中皮,香りに特徴があります.
熊本県の道の駅「みなまた」で見つけた晩白柚みたいですね”

  

文旦は阿久根のシンボルであり,1971年に阿久根市の木として制定されています.
阿久根市は鹿児島県における文旦の主生産地であり,特に尾崎地区,弓木野地区で栽培されています.

栽培されているのは「阿久根文旦」(本田文旦との呼び名もある)です.
南国の柑橘である文旦には自然交雑によって性質の異なる品種ができやすいという特性があり,日本各地(南の地域)で様々な品種が誕生しているようです.土佐文旦は高知県,平戸文旦は長崎県,阿久根文旦は鹿児島県,晩白柚は熊本県とそれぞれの地域で特徴のある品種が栽培されています.

 

「阿久根文旦」は果皮(最も外側の部分)が黄色で果肉は淡紅色です.写真を見たのですが,ブラッドオレンジジュースが作れそうな鮮やかな色をしていました.皮が厚めで,果汁が少ないという特徴がある果実はサクッとした独特の歯ごたえがあるのだそうです.

 

文旦の花は4月下旬から5月上旬にかけて咲き始めます.露地栽培の場合,収穫が始まるのは12月頃からですが,酸味を抜くために貯蔵してから出荷するため,その年の終わりから初春に出回ることが多いようです.阿久根市のボンタン園では12月に「ボンタン狩り」が行われるようです.

 

文旦は,かるかんやパイなど様々なお菓子に加工されています.また,阿久根文旦は,鹿児島県の銘菓「ボンタンアメ」にも使われています. 

 

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でも,最も代表的なのは「文旦漬け」ですね”
鹿児島の郷土菓子として親しまれており,お土産にも最適です.

文旦漬けとは厚い皮の部分の苦味を抜き砂糖漬けにしたものです.道の駅「阿久根」では,いくつかもの会社の文旦漬けが並んでいました.お気に入りが見つかるかもです.切り方もいろいろあるみたいです.

 

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少し見づらい写真なのですが「青切」とは果肉が育つ前の青い果実を用いて加工したものです.中皮が分厚くて風味が良く,青味の強い8月ごろに収穫されるそうです.皮のふちが青(緑)の状態ですね”

右の写真で見ると,文旦の実をそのまま輪切りにしたような円形をしています.早期に果実を摘み取ることは,果実が密集しすぎないようにするという役割もあります.

「船切り」は熟した果実の皮をもちいて加工されます.船の形をしていることからこの呼び名がついたそうです.

 

両方食べてみたのですが,それぞれの良さがあります.「船切り」の方は,厚さとそれに伴う柔らかな食感が印象的でした.文旦の“皮”を用いたものとは思えない食感でゼリーのようでしたよ♪ 「青切」は早い段階で収穫した実を用いたものですが,苦味などはありません.薄くスライスされており,文旦の香りを楽しむことができます.

砂糖をまぶしてあるお菓子ですが,しつこすぎずお茶とよく合います.ついつい食べ過ぎてしまうお菓子です.

 

一口サイズの文旦漬(262円)もありましたよ♪食べやすいし,お土産にも良いですね”

 

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こちらは,泰平食品有限会社の商品です.
阿久根市内で約60年にわたり「文旦漬け」を製造し続けている会社です.実は,この泰平食品有限会社は阿久根市における「文旦漬け」の基礎を作った会社なのです.

 

創業当時,実は阿久根市には文旦漬けがなく,阿久根市で採れた文旦は大分や長崎の「ザボン漬け」の原料として出荷されていました.しかし,原料を提供するだけではなく自らの市で食品加工をしたいと志した泰平食品有限会社の初代社長は大分県の業者に泊まり込み,製造方法を教わったそうです.

最初のうちは火力不足といった失敗もありましたが,改良を続け「文旦漬け」を阿久根市,そして鹿児島県の伝統菓子として親しまれる存在にしました.

「文旦漬け」は文旦,砂糖,水飴とシンプルな材料を使っていますが,だからこそ素材の良さが生きており,長く愛される伝統菓子となっているのですね”

加工品の代表はやはり文旦漬けですが,近年ではドレッシングなども作られているようです.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain きびなごを食べる

 

阿久根市のもうひとつの特産品”「きびなご」です.

きびなごは錦江湾など鹿児島の近海で取れるニシン科の小魚.全長10cmほどの魚です.暖流域に生息しており,日本では千葉県以南に分布しています.鹿児島,長崎,高知が主要生産地となっています.

阿久根市の平成23年度のきびなご水揚げ量は約480tで,1尾8gとすると,約6000万尾だったそうです(レストラン店内掲示物より.情報は阿久根市水産林務課).

 

通年を通して食べられるそうですが,旬は初夏の産卵期で,4-6月頃が最も脂がのり美味しいのだそうです.阿久根でも沿岸に近づく春先が漁の最盛期であり,阿久根の春の味として親しまれているようです.

 

道の駅「阿久根」のレストランでは阿久根漁港で水揚げされたばかりの新鮮な魚を使った料理を提供しています.きびなごをメインにした「きびなごご膳」や「刺身定食」などがありました.

 

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ちょうどお昼時ということもあり,レストランはたくさんの人で賑わっていました.店内の窓からは水平線まで見渡せます.

 

今日のお昼ご飯は,もちろん「きびなごご膳」(1050円)です!

 

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もう焼けたかなぁ”

きびなごの塩焼きは,その場で,自分で焼いて食べます.芳ばしい香りがしてきます.骨まで食べることができ,柔らかい実も美味しいです.

こうばしい焼き上がりが忘れられません.塩味が効いていて,きびなごの甘味を引き立てています.美味しかったです.

お刺身は酢味噌でさっぱりといただきます.ここの酢味噌は独自の配合でオリジナルの酢味噌を作っているようです. 

 

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半透明のお刺身は,身がしまっていて美味しかったです.鮮度が落ちやすい青魚であるきびなごのお刺身を美味しく食べることができました.

先ほど10cm程度と書きましたが,小さなお魚「きびなご」は,手やハサミでさばいてお刺身にします.きびなごをさばくことを“おびく”と言うそうです.

「きびなごご膳」には酢の物ではなく,南蛮付風の小鉢がついていました.ちょっとピリ辛です.また暖かい茶碗蒸しも付いており,エビや魚が入っていました.

1000円(税別)で食べられる「きびなごご膳」はお得ですね♪

 

高エビづくし定食(1300円)も.美味しそうだったので…

 

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こちらもエビを自分で焼いて食べます(写真右上の3尾).甘いエビでした.お刺身と焼いたものと両方食べられるのが良いですね“
エビも美味しかったですが,刺身のブリも脂がのりすぎていなくて美味しかったです.

 

あ” 売店にもきびなごがありました.

 

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「きびなご」の丸干は,お土産として人気なのだそうです.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain ソフトクリーム

 

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ボンタンソフトクリーム(300円).
このソフトは「文旦ペースト」を用いて作られているそうです.

外の売店で販売しています.酸っぱくなくて,甘めのソフトでした.また,皮のほろ苦さを連想させます.だから,甘いけれどしつこくないソフトに仕上がっているのかなぁ.

 

今日は,ポカポカの日で,ソフトクリームも美味しく食べられました♪

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 道の駅スタンプ

 

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情報コーナーにありました.入口は“横”側です.

きびなごと文旦と…何かのデザインですね” 波かなぁ.

「アクネ・うまいネ・自然だネ」は統一ブランドマークとして商品づくりに生かされており,このマークはレシートやレジ袋にも印刷されています.

 

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

 


 

名称 阿久根(鹿児島県‐05)
住所 鹿児島県阿久根市大川4816-6
アクセス 国道3号線沿い.
関連サイト http://www.city.akune.kagoshima.jp/kanko/miti.html
ポイント 美味しい海の幸

 

【参考ホームページ・参照文献】

電源地域振興センター(2005)「電気のふるさと」『「阿久根文旦」再生への取組』,電源地域振興センター,2005.10 Vol.1


阿久根市:http://www.city.akune.kagoshima.jp/index.html
果物ナビ:http://www.kudamononavi.com/
市場魚介類図鑑:http://www.zukan-bouz.com/
丸果石川中央青果:http://www.maruka-ishikawa.co.jp/index.htm