【訪問日:2015年2月】
今日は愛媛県の道の駅「津島やすらぎの里」でお散歩です.
この写真は熱田温泉の入口です.
道の駅「津島やすらぎの里」は直売所や屋外多目的広場も含めた施設一体が道の駅となっています.
国道56号線も近くを通っており,アクセスしやすい場所のようです.
この日も,たくさんのお客さんが来ているようで駐車場はいっぱいでした.みんな温泉に行っているのかな!?
【熱田温泉】
熱田温泉には岩風呂の菖浦の湯や自然石を基調とした露天風呂があります.塩サウナや家族風呂,温水プールもあり,ゆったりとくつろげる施設です.足湯は無料で利用できそうです.
さらに郷土料理レストランもあります.さっそくレストランへ行ってみます.
お食事処 近藤
温泉施設内にはレストランがあります.温泉を利用しない人でもお食事は楽しめます.
靴を脱いで温泉施設内へ.お食事処にはテーブル席も用意されています.
「宇和島たちから丼」850円.太刀魚の唐揚げが乗った丼です.
山盛りキャベツがご飯の上に乗っています.このキャベツがさっぱりさせてくれるので料理全体のバランスが良くなっています.太刀魚は皮がパリパリしていて,白身はフワッと揚がっていました.ご飯の方にもたっぷりと甘ダレがかかっています.
もう一品.郷土料理「鯛めし定食」1280円です.
左の写真の真ん中に写っているのがタイのお刺身.きれいな色をしています.
半熟卵の黄身,醤油ベースの甘いだしをご飯と魚にかけ,よーく混ぜてから食べてください.と教えてくれました.混ぜ終わったものが右の写真.鯛は甘くて美味しかったですよ♪ 海藻のコリコリとした食感が良かったです.卵入りの醤油ダレに漬け,ご飯にかけて食べるスタイルが宇和島の郷土料理のようです.
【愛媛県の鯛】
愛媛県は養殖鯛の生産量が日本一の県です.
(データは愛媛県ホームページ「えひめの水産統計」より.)
1990年以降,愛媛県のたい類生産量は全国で最も多く,近年では全国生産量に占めるシェアが50%を超えています.
愛媛県の中でも養殖に適した地が宇和海です.黒潮が生まれる太平洋に面し,潮の出入りが大きくなる内海は栄養を豊富に含む恵まれた漁場となっているのです.黒潮の一部が流れ込む場に位置しているという,ここにしかない条件が美しい宇和海を形成し,美味しい鯛を育てているようです.
豊富にとれる鯛は郷土料理として愛媛県各地に伝わっています.
今回のお散歩で食べた「鯛めし」は「南予の鯛めし」.中・東予(松山市北条や今治市周辺)では違ったタイプの「鯛めし」が食べられているようです.「中・東予の鯛めし」は炊き込みご飯スタイル.1尾の鯛を米や酒,醤油とともに釜に入れ炊き上げたものです.他にも,瀬戸内海沿岸で食される塩蒸しにした「鯛の浜焼き」,南予から松山にかけてみられる料理「鯛めん」,大山祇神社の儀式でだされる「鯛の骨蒸し」などなど愛媛には鯛を使った郷土料理が豊富にあるようです.
そうそう.愛媛県の県魚は「鯛(マダイ)」なのだそうです.
参考ホームページ:「えひめの鯛」
直産・特産 てんやわんや市
ご飯の後は,お買い物です.温泉施設と特産品販売所をつなぐ渡り廊下がステキでした.
「てんやわんや市」には柑橘類を中心とした新鮮野菜,お弁当やお菓子が並んでいます.お弁当コーナーには,唐揚げや天ぷら,太巻きといったお惣菜もありました.
「丸寿し」という商品も.
丸い形をした握り寿司ではありません” 丸寿しとはオカラを酢でしめた魚で巻いたものです.
南予の代表的な郷土料理のひとつなのだとか.サヨリやアジといった魚を使用する事もありますが,この地域では新鮮な宇和海産キビナゴが用いられています.
ご飯を食べたばかりですが...試してみます♪ ピンポン玉よりも一回り小さいサイズです.キビナゴが酢でしめてあるだけではなく,オカラも酢の味がして,しっとりとまとまっています.小さめと思われるかもしれませんが,お腹に貯まる食べ物です.お腹いっぱいになりました.
あ” 鯛を見つけました.こちらの鯛は天然のようです.
他にも,カキやナマコを売っていました.鮮魚だけではなく,海産加工品も扱っていましたよ.
お魚と言えば...
観賞用の魚も売っています.
野菜売り場には,お得な「えのき」がありました.
こんなにたくさん入って,一袋100円の宇和島産えのきです.野菜だけではなく,たまごやお米も販売していました.
お菓子コーナーには,ミカンを用いたクッキー,キャラメル,パイ,サブレ...など鮮やかなオレンジ色の箱に入ったお菓子たちが並んでいます.みかんジュースやみかん蜂蜜もありましたよ”.宇和島銘菓の「大番」もありました.
「大番」の特徴は表面の“そぼろ”にあります.写真で確認できるでしょうか!?
表面にテンテンとまんべんなく付いているのが,山芋とグラニュー糖などで作った“そぼろ”です.主となるカステラ生地はやわらかで,中にはやや硬めに仕上げた餡が入っているそうです.創業70年の歴史を持つ『おのがみ菓子舗』の「大番」には餡に柚子が入っているのだとか.現在も7軒ほどの菓子店が製造を続けているそうです.
この「大番」という名は,小説家,獅子文六(しし ぶんろく)の小説から来ています.小説『大番』の映画化,この町での撮影を記念して同名の菓子を作り売り出すこととなったのだそうです.
参考ホームページ:「いよ観ネット」グルメ・お土産
道の駅スタンプ
特産品販売所の隣の施設,展示室にありました.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
名称 | 津島やすらぎの里(愛媛県‐26) |
住所 | 愛媛県宇和島市津島町高田甲830番地1 |
アクセス | 県道4号線沿い.主要地方道宿毛津島線 |
公式サイト | http://www.yasuragi-egao.jp/ |
ポイント | 鯛めしはお刺身風. |
愛媛県ホームページ:http://www.pref.ehime.jp/index.html