読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

道の駅 「松浦海のふるさと館」の思ひで…

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 【訪問日:2014年3月】

 

今日は長崎県の道の駅「松浦海のふるさと館」でお散歩です.

 

f:id:osanpowanko:20140617102335j:plain

 

 

道の駅「松浦海のふるさと館」付近の国道204号線沿いは,海がとても綺麗でした.
潮が引いている時間帯でも干潟と遠くに見える海が美しかったです.海岸沿いのドライブも楽しそうですね.

 

 f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 長崎の「干し大根」達

 

「松浦海のふるさと館」で最初に目に付いたのがこちらです.

 

f:id:osanpowanko:20140617102556j:plain

 

これは大根を干したものかな...?


“切干し大根”や“凍み大根”といった「干し大根」類は,ゆで(蒸し)方や干し方,大根の形状によって何種類かに分類されるようです.

その中でも“ゆで干し大根”は長崎県の特産品となっています.
ゆで干し大根は,ゆでた大根を1-2昼夜,寒風のもとで天日乾燥させ作られます.“切干し大根”は生の大根を切って干したものなので,長崎で作られている“ゆで干し大根”とはちょっと違いますね”

ゆで干し大根には「大栄大蔵大根」という品種が用いられています.この大根は大きく,通常の青首大根の1.5から2倍ほどあるそうです.ゆでても煮崩れせず,また乾燥後も綺麗な色に仕上がるため「大栄大蔵大根」が使われています.4-5本分の生大根が100gのゆで干し大根になるそうです.ずいぶん,小さくなってしまいますね.貴重品です.

干し大根を作るのに欠かせないものが冷たい風です.海沿いに位置する西海市や五島市では昔から盛んに生産されてきたそうです.海にせり出した地区には大根の干場が並んでおり,冷たい風が吹き付ける冬の風物詩となっています.

この写真に写っているものは“寒干し大根”かもしれません. 

 

f:id:osanpowanko:20140617102734j:plain

 

生の大根を天日干しにしたもので,冷たい西風が吹く冬に作られます.
大根そのままの形が特徴的ですね” 乾燥後は,醤油やみりんなどを用いて漬物として食べるのだそうです.

 

では,物産館に行ってみます.
入ってびっくりしたのがこの内装. 

 

f:id:osanpowanko:20140617102939j:plain

 

物産館内は,ジャングルを思わせるとてもにぎやかな装飾でした.
ここでは,松浦魚市場で水揚げされた鮮魚や水産加工品,農産物,お土産品などを販売しています.

 

 f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 松浦魚市場

 

総面積の約45%を島々が占めているという長崎県は,水揚魚種が日本一なのだそうです.長崎県の北部近海には平戸諸島,五島列島,対馬,壱岐などの外洋性多島海群や「西海国立公園」に指定されている九十九島などがあります.

 

そんな長崎県北部,松浦市にある松浦魚市場は「あじ」と「さば」の日本有数の産地として有名です.
「旬あじ」「旬さば」は松浦が誇るブランド魚です.
「ときあじ」「ときさば」と読むこれらの魚は,漁獲の時期,漁場,サイズの規格があります.

 

【旬あじ】

4月から8月までに五島西沖から対馬海域にかけて漁獲した100g以上のマアジのことです.脂ののった旬あじの美味しさは,一度食べたら忘れられないのだとか.お刺身で食べることが一番のオススメのようですが,一夜干しなどの加工品にもなっています.

 

【旬さば】

10月から翌年の2月までに五島西沖から対馬海域にかけて漁獲した400g以上の寒サバのことです.鮮度の良いものはお刺身で食べることができるのだそうです.鯖は傷みやすいのでお刺身で食べられるのは珍しいですね”

 

道の駅「松浦海のふるさと館」でも,旬あじ・旬さば商品を扱っていました.

 

f:id:osanpowanko:20140617103251j:plain

 

  f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain ブランド鯖

 

青魚を代表するサバ.
マサバとゴマサバの2種類が一般的にサバと呼ばれています.サバ類は漁獲量の最も多い魚で,平成24年には44万トンでした(データは農林水産省「平成24年漁業・養殖業生産統計」).

馴染み深く,通常は手頃な価格で販売されているサバですが,ブランド化することで,高い価格で販売することができます.それらは「ブランド鯖」と呼ばれ日本各地で水揚げされています.

(大分県佐賀関町の「関あじ・関さば」については道の駅「佐賀関」の思ひで...を参照).


以下に代表的な「ブランド鯖」をまとめてみました.

 

f:id:osanpowanko:20140617103700p:plain

f:id:osanpowanko:20140617103712p:plain

 (注)各漁業協同組合,各市町村のホームページより作成.


これらの「ブランド鯖」は新鮮で脂がのっているため,大抵はお刺身として食べることがオススメされています.


「ブランド鯖」の中には地域団体商標として登録されているものもあります.特許庁の「地域団体商標登録案件」の水産物の項目を見ると「松輪サバ」と「関サバ」が登録されています.しかし,すべてのブランド鯖が登録しているわけではなく,県の特産品として推奨されているものもあるようです.
上の表にまとめた以外にも「ブランド鯖」として販売しているものがあるかもしれませんね.

 

道の駅「松浦海のふるさと館」の名物は,旬あじ・旬さばだけではありません.
新鮮なぶりを使った「ぶり丼定食」が名物ということで,楽しみにしていました.
しかし...来るのが遅すぎたようです.

 

f:id:osanpowanko:20140617103946j:plain

 

食堂は終わっていました...とっても残念です.

物産館では,加工品だけではなく,その日に水揚げされた鮮魚も販売しています.

 

f:id:osanpowanko:20140617104156j:plain

f:id:osanpowanko:20140617104211j:plain

 

切り身になった魚だけではなく,一匹丸ごとのスズキも売っていました.牡蠣もありましたよ! 右の写真は…きれいに撮れていませんが,スミイカです.100g100円でした.


魚介類だけではなく,農産物も扱っています.

 

f:id:osanpowanko:20140617104303j:plain

 

牛が棚に登っている姿も,飾り付の一部かもしれません♪

「品揃え多彩」と紹介されていましたが,たしかにその通りです.鮮魚だけではなく,ケーキも扱っています.

 

f:id:osanpowanko:20140617104518j:plain

f:id:osanpowanko:20140617104528j:plain

 

こういう販売の仕方は珍しいなと思いました.種類が豊富で,いくつも買ってしまいたくなりますが,箱は別売り(50円)なので注意してください”

 

f:id:osanpowanko:20140617104729j:plain

 

 f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 道の駅スタンプ

 

f:id:osanpowanko:20140617104845p:plain

 

スタンプは食堂のカウンター側にあります.
頑張って押しましたが,もうスタンプが古くなっているみたいで,きれいに押せませんでした.

 

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

 


 

名称 松浦海のふるさと館(長崎県‐07)
住所 長崎県松浦市志佐町庄野免226番地30
アクセス 国道204号線沿い.
関連サイト http://www.pref.nagasaki.jp/tisan/shop/detail.php?id=8
ポイント 大胆な店内の飾り付けは必見!

 

【参考ホームページ・参照文献】

JA全農ながさき(2008)「長崎・旬・ものがたり」『にしの風2008年2月』Vol.649, p.10-11.

特許庁:http://www.jpo.go.jp/indexj.htm
西日本魚市株式会社:http://www.nishiuo.co.jp/