【訪問日:2017年3月】
今日は宮城県の道の駅「津山」でお散歩です.
木がふんだんに使われた癒しの空間として親しまれている道の駅「津山」.~木工体験が楽しい水と緑のテーマパーク~という愛称があります.
産地直売所「ときめき野菜」
おすすめを聞いたところ...「ワサビの花の漬物です.今日はないけれど...」と教えてもらいました.花の漬物なんて珍しいのに,見られなくて残念です.3月から4月いっぱい,花の時期だけにしか出会えない商品です.ワサビの花は生で販売していることもあるそうです.
ワサビの花には出会えませんでしたが,生わさびはありました!
わさびはミネラルを豊富に含んだ伏流水で栽培されています.
「地元で採れたお米もおすすめです」とのこと.
お米コーナーには500mlのペットボトル入り無洗米もありました.ヒトメボレとササニシキの3合入りだそうです.ちょっとしたお土産に良さそうですね”
津山産のお米を使った加工品も販売しています.
草餅や大福は人気商品なのだとか.ササニシキを使った「お米パン」も販売していました.米粉のシフォンケーキもありましたよ!!
野菜コーナーには春キャベツやフキノトウなど,旬な野菜が並んでいました.産直は,木工芸品ショップ「もくもくハウス」とつながっています.
クラフトショップ「もくもくハウス」
津山杉を加工した「矢羽木工品」を扱うショップです.
宮城県で生産される代表的な木材が成長の早い「スギ」なのだそうです.木の間伐材利用から始まった矢羽細工は杉を丁寧につなぎ合わせて作った模様が特徴です.
スプーンや器,お弁当箱,おもちゃ,小物入れ,テーブルや椅子までいろんなものがあります.杉の木でできたおもちゃは,小さな子供が遊んでも安心な塗装をしているそうです.
物産館「もくもくランド」
お土産品を扱う施設です.
森をテーマにした建物は,建物・内装デザインの評価も高く「木のお城」として親しまれています.
天井が高く木のぬくもりが存分に感じられるフリースペースもあります.物産館で販売しているのは…
【油麩(あぶらふ)】
小麦粉と小麦粉のたんぱく質成分グルテンを練った生地を油で揚げて作ります.油で揚げることで独特のコクが生まれます.宮城県北部に昔から伝わる食材,揚げ麩.
一般的にはフランスパンのような楕円形をしていますが,生産している業者によって油や製法,形に違いがあるため,味の違いや食感を楽しめます(油麩丼の会).
油麩を使った「油麩丼」はご当地メニューとして人気のようです.道の駅「津山」のお食事処「木里口」で味わうことができます.
【味噌・醤油】
味噌や醤油も特産品のひとつです.津山町のある登米市は,古くから米の産地として栄え,米や大豆を原料とする醸造業も盛んに行われていたそうです.北上川を水運とする交通の要所だったことも関係しているのだとか(ヤマカノ醸造株式会社より).
醤油を生かしたお菓子も販売していました!
「醤油まころんプレミアム」(海老喜)は昔から伝わる落花生から作る焼き菓子「まころん」に味噌や醤油を入れてみたという商品.和風スウィーツは,なんだか懐かしい味がするそうです.
【つと納豆】
津山名物の「つと納豆」.藁に包まれています.
津山納豆製造所が作る津山納豆は,厳選された大豆を使い大豆本来の味が生かされています.宮城県産の大豆(タンレイ)を使用しているそうです.歯ごたえを残した豆は,風味が良いのだとか.
お食事処「木里口」
ご当地料理の「はっと鍋」や登米市の名物「あぶら麩丼」などがあります.
油麩丼は,だし汁を吸った油麩を楽しめるそうです.
はっと鍋の「はっと」とは,練った小麦を指でつまんで鍋に入れ,出汁で煮込んで食べる料理.
「はっと」という言葉は岩手県の「はっとう」に似ていますね” 岩手の郷土料理「小豆ばっとう」(道の駅「みやこ」の思ひで…),岩手県では,うどんのような麺のことを“はっとう”や“はっと”と言うそうですよ.
宮城県北部と岩手県南部のあたりは古くから小麦の栽培も盛んで,小麦小文化が発展してきたそうです.練った小麦を指でつまんで出汁で煮る「はっと」のような料理が各地域で見られるのもこのためです.
ソフトクリーム
オリーブオイルかけ!? どんな味なんだろう.食べてみればよかったなぁ.
道の駅スタンプ
24時間利用可能な情報センターにあります.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
名称 | 津山(宮城県-02) |
住所 | 宮城県登米市津山町横山字細屋26-1 |
アクセス | 国道45号線沿い |
公式サイト | http://moku2land.com/index.html |
ポイント | 木を生かした道の駅 |
【参考ホームページ・参照文献】
登米市- 観光・物産情報:http://www.city.tome.miyagi.jp/kankou/top.html