【訪問日:2014年2月】
今日は,「奈良井木曽の大橋」でお散歩です.
総ヒノキづくりの太鼓橋が名物の道の駅.売店がない道の駅は珍しいのではないでしょうか!?
「奈良井木曽の大橋」には,美しい奈良井川と木曽の大橋,芝生公園があります.そして,道の駅には欠かせない駐車場とトイレ,情報コーナー(周辺の観光施設情報を地図で提供)が設けられています.
奈良井宿のご案内という看板をみつけました.道の駅の機能のひとつ“情報発信機能”を備えています.
寒い季節に来てしまったので…橋を渡ることはできませんでした.
近くて遠い向こう岸です...
対岸へ行きたい時は,車で迂回することができるようです.
中山道 奈良井宿(なかせんどう ならいじゅく)
・五街道のひとつ“中山道”
1601年に徳川家康が江戸と各地を結ぶ街道の整備を始め,東海道,日光街道,奥州街道,中山道,甲州街道の5つが,後に基幹街道として定められました.江戸(日本橋)を起点とするこれらの5つの陸上交通路は,五街道として知られています.今でも主要な国道になっていますね.
今回は,五街道のひとつである中山道に注目します.
本州の東海岸沿いに整備された東海道に対し,中山道は本州の中央部にある山脈の間に整備されました.
江戸の日本橋から草津宿まで(総距離は約539km)が中山道であり,草津で東海道と合流し京都へ至ります.現在の都府県では,東京都・埼玉県・群馬県・長野県・岐阜県・滋賀県を通るルートです.
・中山道の宿場のひとつ“奈良井宿”
五街道には整備のために一定期間ごとに宿場が設けられていました.
幕府の役人が利用する本陣や旅人が宿泊する旅館である旅籠(はたご)が集まり,宿場町として栄えた地域もありました.
中山道には全部で67ヵ所の宿場があり,なかでも信濃国の木曽が11ヵ所の宿場を有していたため,中山道のことを木曽路や木曽街道と呼ぶそうです.
険しい山道が続く木曽谷地域にある11の宿場町のことを木曽11宿といいます.
木曽11宿は,現在でも当時の面影が色濃く残り,観光スポットとなっているそうです.旅籠や千本格子の家々の保存状態が良い奈良井宿は,木曽路11宿の中で北から2番目にあたります.奈良井川沿いに約1kmにわたって町並みを形成する,日本最長の宿場だそうです.江戸時代を思わせる町並みだけではなく,蕎麦やおやきといった郷土料理や木曽漆器などの伝統工芸も町の魅力のひとつです.
この地域では,景観を生かした地域づくりの活動が続けられており,1978年には重要伝統的建造物群保存地区に選定されています.
道の駅スタンプ
スタンプは,近くの道の駅「木曽ならかわ」か「塩尻市観光協会奈良井宿案内所」に設置されているそうです.
う~ん,残念.次に来た時に押しに行こっ.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
名称 | 奈良井木曽の大橋(長野県南部‐3) |
住所 | 長野県塩尻市大字奈良井1346番の3 |
アクセス | 国道19号線沿い. |
関連サイト | http://www.cbr.mlit.go.jp/michinoeki/fl_n_03.html |
ポイント | 19号線沿いの駐車場にトイレはありません. |
草津宿~東海道と中山道が出会う街~:http://www.kusatsujuku.jp/
奈良井宿観光協会:http://www.naraijuku.com/
木曽路観光情報:http://www.japanresort.net/kisoji/index.html