【訪問日:2014年12月】
今日は大分県の道の駅「くにみ」でお散歩です.
大分県北東部に位置する丸っこい半島が国東(くにさき)半島です.
北側は周防灘,南側は別府湾に囲まれています.この国東半島の先端部に国見町があります.海岸線からは姫島,さらに遠くには山口や四国の島々を望むことができます.
国東半島を一周するように国道213号線が走っています.(国東半島北部の)国見町と(国東半島北西部の)豊後高田市の間にはトンネルが連続してあり,15番までの番号が付いているそうです.
道の駅「くにみ」は連続トンネル8と9の間にあります.出迎えてくれたのは赤いハチマキをした「願いタコ」.
お賽銭を入れたら,願いが届くかなぁ... 願いタコの方が“登らないで”と願っています.
直売所
たこのモニュメントがあるように,たこが特産品の地なのですね” 直売所にもたこ製品が並んでいました.
加工品やたこチップというお菓子,たこ飯の素,タコふりかけもありました♪
【くにさき姫だこ】
潮流の早い伊予灘で育った国東半島のマダコは「くにさき姫だこ」と呼ばれています.
身が引き締まっており歯ごたえがあるのですが,やわらかさも備えているタコなのだとか.プリプリの身には旨みが凝縮されているそうです.「ふるさと納税」で国東市に寄付をすると,“お礼の品”として「くにさき姫だこの茹でだこ」がもらえるようです.
冷凍生たこも販売していました.
写真を撮り忘れてしまったのですが,「干しダコ」も販売していました.イカのように,一匹丸ごと干してある商品です.木の棒にタコがピンと張られており,凧揚げができそうな感じでした.お土産に買って帰りました.少し固めで,噛めば噛む程に味が出てきましたよ♪
そして...駐車場近くには「姫たこやき」屋さんが.食べてみよぉ”
たこ焼き(地ダコ入り)450円です.美味しい.でも,地だこを味わうにはお刺身とかで食べたいなぁ”
特産品はタコだけではありません!!
車えびもです♪
1尾250円で販売されていました.ぷりぷりと身が引き締まっており,甘みが強いのだとか.新鮮な車えび...食べたいなぁ.
【姫島車えび】
車えびの養殖は姫島で行われています.四面を海に囲まれた大分県姫島村へは国東半島の伊美港からフェリーで約20分,6kmほど離れています.6.85平方kmの島には約2200人(平成22年国勢調査)が生活をしています.
火山活動によってできた姫島は火山島であり,黒曜石の産地として知られています.また,珍しい地形や地質が存在し「おおいた姫島ジオパーク」では姫島の自然に触れることができるそうです.島で踊り継がれているキツネ踊りやアヤ踊りといった姫島盆踊りも有名です.
瀬戸内海国立公園に位置する姫島には,塩田跡地を利用した車えび養殖場があります.今では塩田に代わる基幹産業となっているようです.
道の駅「くにみ」でも,姫島車えびを扱っています.真空パックになったものもありました.冷凍ものだけではなく,箱入りのお菓子エビせんべいもありました.
姫島では毎年10月下旬に「姫島車えび祭」が開催されています.
姫島車えびをふんだんに使ったお弁当を食べられるだけではなく,通常は夏(毎年8月14,15日)に開催される盆踊りも楽しむことができるようです.
道の駅「くにみ」の販売コーナーでは,たこやえびだけではなく,ひじきや瓶詰めのウニといった海産物や,かぼすを使ったお土産用の箱入りお菓子も販売していました.また,ほうれん草やきゅうり,レタスといった野菜も販売していましたよ.
「レストラン美浜」
「くにみ」にはレストランが併設されており,特産品である地だこや車えびを用いた料理が味わえます.
今日こそ「たこめし膳」か「車えび膳」を食べたかったのに...
道の駅の関連ホームページとしてリンクを貼ってある国土交通省 九州地方整備局の「九州の道の駅へようこそ」では,「くにみ」のレストランの営業時間が10:00~21:00と記載されています.このページで確認して,お散歩に来たので間に合いませんでした.この日は16時までの営業でした...
“今日こそ”と書きましたが,実は「くにみ」には前にもお散歩に来ました.以前お散歩した時は営業終了間際だったと思います.その時はレストランで「ハモ」を頂きました.
ハモ重は蒲焼のような味付けです.小鉢やお吸い物,果物も付いていました.国東のハモも美味しいと評判なのだそうです.直売所で販売しているたこ製品「姫だこ天」の隣には,「はも天」も並んでいました.
次こそは,地だこか車えびが食べられますように.「願いタコ」にお願いしました.
近くの観光スポット
【両子寺】
両子寺(ふたごじ)は国東半島中央にある両子山(720.8m)の中腹にあります.道の駅「くにみ」からは車で40分程度です.途中,犬鼻峠(いんばなとうげ)というところを通過しました.
書院・客殿の近くの駐車場に車を止め,参道の方へ行ってみました.
階段横には池があり,とても趣のある場所でした.もう夕方だったので,とても寒かったです.
参道は大分県内の紅葉スポットとして注目されているそうです.「両子寺の境内にあるこの紅葉の下に立ち上を見上げると,晴天の日でもしずくが落ちる」という「しぐれ紅葉」は両子山七不思議のひとつにもなっています.七不思議...姫島にも七不思議が伝えられていたなぁ”
山門をくぐってさらに下ると,参道の両脇には,“あ形”と“うん形”の仁王像がたっています.
暗かったので,うまく写真が撮れませんでした.国東半島には130を超える仁王が確認されているそうですが,両子寺の仁王像は国東最大の石像仁王で,その彫りの美しさから安岐町指定有形文化財ともなっています.
たくさんお散歩をして,足が痛くなったので仁王像の足をさすりました.
次回はお寺が開いていて(12月から2月は8:30-16:30),太陽が出ている暖かい時間帯にお散歩に来ます♪
公式ホームページ:両子寺
【長崎鼻】
国東半島北部にある長崎鼻はリアス式の複雑な地形をしています.
海岸沿いには20程の洞穴があります.これらの洞穴は火山活動によってできた凝灰礫岩の層が侵蝕されてできたものです.
長崎鼻は岬全体がリゾート地のようになっており,キャンプ場や海水浴場が整備されているようです.花の名所でもあり,ひまわりやコスモスを楽しむことができるのだとか.
公式ホームページ:長崎鼻リゾートキャンプ場
道の駅スタンプ
物産コーナー内,展望台方面にありました.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
名称 | くにみ(大分県‐20) |
住所 | 大分県国東市国見町伊美4256番地 |
アクセス | 国道213号線沿い |
関連サイト | http://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/kobetu/kunimi/kunimi.html |
ポイント | レストランの営業時間 |
国東市観光協会ホームページ:http://www.e-kunisaki.com/
姫島ホームページ:http://www.himeshima.jp/kanko/index.html