【訪問日:2015年2月】
今日は高知県の道の駅「すくも」でお散歩です.
愛媛県との県境にある高知県宿毛市.宿毛は「すくも」と読みます.
「すくも」の由来は葦原野にあります.4千年ほど前,この地域は大湿原で一面に葦が茂っていたそうですよ.枯れた葦のことを「すくも」と言い,和歌にも読まれているのだとか.
店舗形式の道の駅
国道321号線沿いにある道の駅「すくも」.いくつかの店舗が集まった道の駅です.営業時間や休日はテナントにより異なるそうです.
まずは,観光案内センターへ行ってみます.
せっかく階段を登ったのですが,1階のようです.
観光案内センター内には,パンフレットがたくさん並んでいました.この日は職員の方は在籍していませんでしたが,電話で問い合わせることができるようです.
たくさんのパンフレットと一緒に並んでいたのが自転車です.
道の駅「すくも」はレンタサイクルのターミナルでもあります.
サイクリングマップもあり,6つのおすすめコースが紹介されていました.宿毛歴史館や延光寺をめぐる歴史散策のコースもあります.さらに,市営の定期船で沖の島へ渡り島を自転車で一周するというコースもありましたよ! 妹背山(標高403.8m)でのトレッキングも含まれています...体力に自信がないと楽しめなさそうです.
沖の島と鵜来島(うぐるしま)は有人島です.平地が少ない島の集落は石段や岩垣があり,段々畑のように民家が立ち並んでいるそうです.ダイビングスポットとしても人気で,珊瑚礁や熱帯魚を見ることができるそうです.さらに磯釣りのポイントとしても有名なのだとか.大型のイシダイや60センチを超えるグレなどが釣れるそうです.
道の駅「すくも」には観光案内センターの他に,このような店舗がありました.
「コーヒー&おみやげ」の店舗の前にはみかんが並んでいました.
「活魚」と看板のかかった店舗もあったのですが,閉まっていました.今日だけなのかなぁ???
「おこのみ焼き」との看板を掲げる店舗もありました.おでんやうどん,焼き鳥といったメニューもあるようです.
そして,珊瑚を扱うお店も2店舗.ネックレス,ブレスレット,ストラップ,キーホルダーなどに加工した商品が並んでいました.珊瑚商品は“お土産用”といった感じで,お手頃価格の商品でしたよ♪
宿毛の珊瑚
宿毛湾は造礁珊瑚類の生息地として知られており,宿毛では古くから珊瑚加工品が作られています.
宿毛市内の道路では,このような看板を見かけました.
造礁珊瑚は水温が20℃以上と暖かく,太陽光の届く浅い海底に成育しています.宿毛湾海域では1970年代から珊瑚の保全を目的とした活動が続けられてきたそうですが,サンゴ食巻貝やオニヒトデの大発生により深刻な被害がでたそうです.そこで県や市町村,漁業団体を中心とした協議会が組織され,オニヒトデの駆除活動やサンゴ種苗の生産・移植を行っているそうです.珊瑚の保全は水質保全や海洋生物の多様性を守ることにもつながっているのです.
宿毛のだるま夕日
海面にもうひとつの太陽が映し出される自然現象「だるま夕日」は宿毛湾の冬の風物詩.11月から2月中旬にかけて,しかも条件が揃った日にしか見ることのできない“幸運の夕日”なのだそうです.
「だるま夕日」は海面から立ち上がる水蒸気に光が屈折することで起こる現象のため,天候だけではなく大気と海水の温度差も重要な条件となっています.美しく見えるのは年に10回程度とのことですよ.
おさんぽわんこ達は,道の駅「すくも」の駐車場にあった「だるま夕日」で我慢します.この他にも,「だるま夕日」を紹介した綺麗なパネルがありましたよ.
道の駅スタンプ
だるま夕日がデザインされています.
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
名称 | すくも(高知県‐02) |
住所 | 高知県宿毛市坂ノ下1023-44 |
アクセス | 国道321号線沿い. |
関連サイト | http://www.skr.mlit.go.jp/road/rstation/station/sukumo.html |
ポイント | 観光案内センターは2階ではなく1階です. |
宿毛市観光協会:http://www.sukumo-darumayuhi.jp/