観光地をお散歩~弘前~

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 【道の駅あれこれ:その17】

 

2022年6月、桜の時期ではないけれど青森県弘前市をお散歩しました。

  

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 土手町循環100円バス

 

JR弘前駅と弘前城のある弘前公園などを結ぶ循環バス。

土手町循環100円バス
http://www.konanbus.com/coin.html
1日券は500円。10分間隔で運行とのこと。
【4月~11月】10:00~18:00
【12月~3月】10:00~17:00

 

  

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 弘前(ひろさき)

・弘前市立観光館

営業時間は9:00-18:00(イベント期間中は延長の場合あり)
住所:弘前市下白銀町2-1

観光案内、物産販売コーナー、飲食コーナー
津軽塗、民芸品を展示しているコーナーもあります。

 

ねぷたの迫力をいつでも体験できます♪
2階のスペースでは、津軽塗の作業工程(完成までの48工程)が展示されています。
物産販売コーナーには、林檎のジュースやお菓子、漬け物、箸やスマホカバー、ブローチなどの工芸品、ぎん刺しやヒバ製品も。

 

弘前市立観光館のある
追手門広場には、観光館のほか、山車展示館、旧弘前市立図書館、旧東奥義塾外人教師館、ミニシュア建造物があります。


・山車展示館
毎年8月1日から7日まで行われる「弘前ねぷたまつり」の大太鼓が展示されています。

津軽剛情張大太鼓の大きさは直径4m。長さは4.5m。
その手前にあるのは、ちょっとだけ小さい津軽情っ張り大太鼓(直径3.3m。長さは3.64m)。
1682年に始まる弘前の山車。

人形で装飾された山車は能や故事来歴が表現されたものもあります。町の繁栄を願い、京都から高価な衣装を仕入れたお金持ちもいたそうです。

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 弘前公園

JR弘前駅にも停留所がある100円循環バスを利用する場合は、
文化センター前、陸奥新報前、市役所前のいずれかの停留所で下車します。

 

弘前公園は自由に散策できるところと弘前城は有料ゾーンがあります。
3施設(弘前城、植物園、藤田記念庭園)の共通券(520円、城のみは320円)を買いました。


・弘前城植物園

さくら、梅、ボタン、バラなど季節の花やロックガーデン、白神山地生態園などがあります。
お散歩をした6月上旬は、バラが少し咲いていました。
林檎の木もありました。

花が咲き終わり実ができ始めているみたいです。

 

・弘前城
1611年に完成した弘前城。その建物は落雷により焼失したため、現在ある天守は1811年に再建されたものです。
天守の内部も見学できます。急な階段がちょっと怖いです。

260年間にわたり津軽藩政の中心だった弘前城。城門や隅櫓が現存し重要文化財に指定されています。
江戸時代に築かれた天守が現存するのは東北でここだけだそうです。

今は石垣補修のために天守が移動されています。(2025年に元の場所に戻る予定なのだとか)
岩木山を背景にお城を見ることができたそうです...

 

6月初めのお散歩は緑がいっぱいで、のんびり過ごせます。

園内の水濠にかけられている橋も見どころの一つです。

桜の時期だったらこうなのかなぁ~

写真は弘前市立観光館の展示パネルです。
弘前さくらまつりは通常4月23日から5月5日です。

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 弘前の武家屋敷

弘前城の北門(亀甲門)側にある仲町伝統的建造物群保存地区。

サワラでつくられた生垣は仲町を象徴する光景。
建物の修理や生垣の手入れ、電線地中化など街並みを保存する取り組みが続いています。

武家住宅が点在し、公開されている家もあります。

見学したのは旧笹森家住宅。
宝暦期に作成された絵図と間取りが一致することから、当地で最も古い形式をもつ武家住宅として復元されています。

管理している人が説明してくれました。
武士が住んでいたという記録の残るこの建物は移築されたもの。
昔は囲炉裏もあったと考えられています。
平成7年ごろまでは所有者が住んでいたので、
現在の外観は新しく作り直した部分が多いそうです。でも梁や柱といった基幹材料はもともと使われていたものを再利用しています。

畳のヘリがあるのは客間。

自分たちの生活スペースの畳は、ヘリのないシンプルなものです。

武家住宅は、岩木山からの風や西日を防ぐなど、気候風土に合わせた設計となっているそうです。

 

弘前は洋風な建物も有名です。

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 弘前の洋館

たくさんの洋館が残る弘前。

明治以降、英語教育のために外国人教師を招いたことが背景にあるそうです。


・日本キリスト教団弘前教会

フランスゴシック様式、総ヒバづくりの礼拝堂。
東北初のプロテスタント教会なのだとか。土曜日の午前中でしたが、見学できませんでした。

 

・カトリック弘前教会

「こっちは開いてるみたい!」
ロマネスク様式の木造モルタル建築。
祭壇はオランダの聖トマス教会から譲り受けたものなのだそうです。

靴を脱いで...内部見学もできます。
ステンドグラスには聖書の物語とともにリンゴや津軽三味線、岩木山など弘前の風景が♪

「日本の教会に飾られている絵は、ちょっと和風な雰囲気だね~」

 

・藤田記念庭園
弘前公園 追手門から出て(弘前公園を背に)右方向へ。

開園期間は4月中旬から11月23日。
9時から営業しており、16半まで入園できます。


入園料は320円ですが、弘前城などの共通チケット(520円)があります。

庭園は東京から招いた庭師に作らせた江戸風な庭園なのだとか。
洋館は藤田謙一の別邸。喫茶室もあります。

それとは別に、匠館というのがあり雑貨販売とカフェになっています。
喫茶室や匠館のカフェは、入場料を支払う手前にあります。

庭園内は高台部と低地部からなるので、階段を上り下りします。

桜やつつじ、菖蒲、モミジなど四季を通していろいろな景色を楽しむことができます。

・スターバックス弘前公園前店

市役所敷地内にある旧第八師団長官舎は1917年に建設されました。
カフェ内は伝統工芸品を取り入れたデザインで、津軽こぎん刺しが施されているソファーもあるのだとか。


・旧弘前市立図書館

左右の八角形の塔が特徴的な建物。
三階建ての洋館は弘前出身の堀江佐吉が設計・施工しました。旧第五十九銀行本店本館と同じ人です。
外壁には漆喰が塗られているなど、和洋折衷がみられるのが特徴の建物です。

 

・旧東奥義塾外人教師館
1872年に開学した東奥義塾のために招かれた外国人教師の住居だった建物。
館内には家具も残されています。

木造2階建てで、地方にある外国人向けの住居としては広かったそうです
1階は喫茶室になっていて、ランチを楽しめます。アップルパイも提供しています。

 

いろいろ回るのが大変!って人は
ミニチュア建造物群で...

10分の1サイズ模型で、市内の洋館が再現されています。
旧東奥義塾外人教師館の裏側にあります。


・青森銀行記念館(旧第五十九銀行本店本館)
記念館として公開されており、入場料は200円。
火曜は休館ですが、イベントの時期は無休です。

ルネッサンス風の建物。
1階には銀行のカウンターが。

青森県産のケヤキでつくったカウンターなのだそうです。
2階の会議室などの天井に残る金唐革紙(きんからかわかみ)。

金唐革紙は明治から昭和初期まで様々な建物で使われたそうですが技法が継承されず、現在でも残っているのはとても珍しいそうです。

銀行の解説以外にも、弘前にある洋館の解説もありました。
展望台として使われた最上階部分ヘは上がれませんが、写真で見ることができます。

 

・旧弘前無尽株式会社社屋(三上ビル)

弘前市で2番目に作られた鉄筋コンクリート作りの建物です。

 

・弘前昇天教会

弘南鉄道の中央弘前駅近くにあります。
赤レンガ造りの建物。プロテスタント系の教会です。内部見学はできません。

 

弘前市内には他にも、洋風な建物が残っています♪

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain りんごの町 弘前

弘前ガイドマップによると、弘前市のリンゴの生産量は日本一。

市内にはリンゴをテーマにした公園もあります。

特産のりんごを使った弘前はアップルパイが有名。
アップルパイガイドブックという観光マップもあり、アップルパイを販売するお店が地図で紹介されています。それぞれのパイの特徴も説明されているので、食べたいパイを見つけやすいです♪

観光館でも紹介されています。


・CAFE LIBERO
https://cafelibero.jimdofree.com/
住所:青森県弘前市代官町19−10

 

たくさん歩いたので、カフェで休憩。リンゴのスイーツを食べました♪

焼きりんごワッフル200円。アップルパイ300円。
優しいリンゴ味のワッフルはバターが強くなくて美味しいです。
アップルパイはもちっとしてる!リンゴの酸味がイイ感じです。
持ち帰りOKです。支払いは現金のみでした。
(14時まで)ランチもやってるみたいです。

 

・甘栄堂
りんご菓子・和洋菓子 甘栄堂
https://www.hirosaki-kanko.or.jp/details.html?id=CNT00404051707259405
住所:青森県弘前市代官町41

弘前駅から県道17号を弘前城へ向かって歩き、ヨーカドーを通り過ぎて、次の交差点(みちのく銀行)の信号を左に曲がったところにあるお店。
林檎を煮て砂糖をまぶしたお菓子やリンゴ蜜を販売しています。

おばちゃんが、りんご製品について教えてくれました。

甘栄堂では津軽に昔から伝わるお菓子や、りんごのお菓子をつくっています。自分用や贈答用にもお菓子を買うことができます。
食べやすいよ!とおすすめしてくれた、雪りんご。

青森県産の良質のりんごを皮を剝き芯を取り除き、砂糖漬けにして煮詰めてから乾燥したお菓子。
林檎の煮詰め具合にもこだわっています。
砂糖が付いていますが、林檎の風味がしっかり残っています!

 

アップルパイも期間限定で発売しているとのこと!!
ここのお店はアップルパイの元祖といってもいいくらい
古くから製造販売しているそうです。
アップルパイを販売しているのは4月から11月。
「林檎が手に入る時期だけ作っています」

さらに品種にもこだわっており(2月までは)紅玉を使っているとのこと。
りんご餡は後詰めだから、パイのサクサクした食感を楽しむことができるそうです。
アップルパイを販売しているときはお店の前にのぼりを出しているそうです。
支払いは現金、PayPay、d払いに対応。
りんご製品は弘前駅や新幹線の青森駅でも販売しているとのことです。

 

 

つぎはどこをお散歩しようかなぁ...

 


 

【参考ホームページ・参照文献】