【訪問日:2019年3月】
今日は香川県の道の駅「小豆島オリーブ公園」でお散歩です.
瀬戸内海を見下ろす小高い丘のオリーブ畑にある道の駅.
丘の上から下まで道の駅
オリーブ記念館を中心にギリシャ神殿風建物,ギリシャ風車,地中海風ロッジ,ハーブを栽培する「花と香りのガーデン」,温泉・食事施設のある「サン・オリーブ」,イベント広場などなど,丘の上の方から下の方まで一帯が道の駅です.
敷地内では約2000本のオリーブ,200種のハーブを栽培しているそうです.
丘の上の方には,日本におけるオリーブ栽培発祥の地があります.
1908年,小豆島のオリーブ栽培がスタートした場所です.道路がカーブしている地点にあるので,見学の際は車に注意してください.
苗木は明治41年にアメリカから輸入されました.
オリーブ記念館で無料レンタルされている「魔法のほうき」.芝生の傾斜を利用して,連写すると...きっとお気に入りの一枚が撮れるはずです.
お散歩をした日は,すべて貸し出し中.
大きな本のモニュメント“始まりの本”の前には,魔法のほうきをもった若い子たちが集まっていました.
オリーブ記念館
オリーブ商品を中心に扱う売店やギャラリーがあります.
売店には小豆島産などのオリーブオイル,オリーブ化粧品や菓子類,雑貨などが並んでいます.
パスタソースとして使えるオリーブペーストやバルサミコ酢がブレンドされたドレッシング,オリーブの実の塩水漬けなど,オイル以外の商品もたくさんあります.
日本オリーブオイル品評会で1位になったオイルも♪
8県44社が出場した品評会で1位になったのは小豆島オリーブ公園の「小豆島産手摘み一番搾りエクストラバージンオリーブオイル(ミッション)」です.
地元の農家が作ったオリーブオイルが15種類ほど並んでいます.小豆島産だけではなく世界のオリーブオイルコーナーもあります.フルーティーなもの,フレッシュなもの,深い味わいのもの,苦みと絡みのバランスがよいもの...などそれぞれのオイルの特徴が紹介されています.トーストやスープ,カルパッチョなどオススメの使い方も書かれており,参考になります.
「オイルの特徴を熟知したオリーブオイルマイスターがいるらしいよ!」
オリーブの化粧品はビタミン類を豊富に含んでいるという特徴があります.
ハンドクリームや美容液,石鹸などたくさんの種類が並びます.
オリーブウッドを生かした木工製品,染め物,1週間しか咲かないオリーブの花を使ったオリジナルアクセサリーなどオリーブ関連商品がいっぱいの売店です.小豆島の特産品そうめんや島で作ったお酒も販売しています!
記念館にはオリーブについて学べる「オリーブまるごとギャラリー」があります.
【オリーブ】
小豆島は瀬戸内海で2番目に大きな島で,約2.8万人が生活しています.
瀬戸内海の要所にあったことから廻船業が盛んで,人や貨物を乗せた船が立ち寄る島でした.弥生時代から行われていた塩の生産が,醤油や素麺作りへと発展しました.
日本オリーブ発祥の地として有名ですが,素麺や醤油,ごま油など島生まれの品がいっぱい♪
今日はオリーブを紹介します.
オリーブの品種は確認されているだけでも1617種!小豆島で栽培されているのは4種類です.
小豆島のオリーブは1908年にアメリカ・カリフォルニア州の苗木業者から導入したもの.オリーブの栽培は鹿児島や三重でも試みられましたが,成功したのは小豆島だけでした.ギリシャのエーゲ海を思わせる気候がオリーブ栽培に適していたそうですが,日本だけに生息する虫の被害を受けるなど栽培は試行錯誤の連続でした.7㎏の果実を収穫できた1910年,その翌年頃から始まった搾油.搾油に必要な機械がなかった頃は,醤油を圧搾するときに使う麻袋を代用していたのだとか.小豆島ならではの工夫ですね.1928年に農林省から高圧大型搾油機が貸与されたことで採油の効率が向上しました.
生産量が限られるため,小豆島産100%のオイルはとても貴重です.
1935年の輸入自由化に伴い外国産オリーブ製品が大量に輸入・流通することとなりましたが,産業用オリーブ発祥の地として品質改善や製品開発が続けられています.
ソフトクリーム
オリーブソフト(300円)
なめらかクリーミーなソフト.ちょっと抹茶っぽさを感じる!と思ったら,オリーブの葉の粉末が入っているみたいです.
道の駅スタンプ
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
2020年9月
ドライブ好きの介護士さんにおすすめしたい道の駅特集♪にて紹介されました!!!
名称 | 小豆島オリーブ公園(香川県-05) |
住所 | 香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1 |
アクセス | 436号線沿い |
公式サイト | http://www.olive-pk.jp/ |
ポイント | バスでたくさん人が来る観光地な道の駅 |
小豆島旅ナビ:http://shodoshima.or.jp/