読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

道の駅 「宇土マリーナ」の思ひで…

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 【訪問日:2014年3月】

 

今日は熊本県の道の駅「宇土マリーナ」でお散歩です.

 

f:id:osanpowanko:20140316112304j:plain

 

 

ここはマリーナ施設と一体となった道の駅で,サンセットクルージング等が可能なのだそうです.
駐車場近くと,施設の裏手には船がたくさん停泊していました.

 

f:id:osanpowanko:20140606122954j:plain

f:id:osanpowanko:20140606123006j:plain

 

今日はとても良い天気で,青空もきれいです.
また,芝生広場も隣接しています.海を見ながらお散歩をしたり,のんびりと過ごせそうです.芝生広場で遊んでいる人や海を見ながら過ごす人達がいました.

 

では,物産館「宇土マリーナおこしき館」へ行ってみます.
農産物や海産物,そしてお惣菜やお土産などが販売されています.

 

f:id:osanpowanko:20140606123157j:plain

 

手前左側に写っているのは,九州・沖縄のお茶をブレンドした道の駅限定茶「茶道」です.福岡:うきは茶,佐賀:うれしの茶,長崎:そのぎ茶,熊本:やべ茶...などなどがブレンドされているようです.
それぞれの地域で作られているお茶を飲んでみたくなりますね”...味の違いは分かるかなぁ?

 

f:id:osanpowanko:20140606123301j:plain

f:id:osanpowanko:20140606123311j:plain

 

キャベツはひと玉80円!お買い得です.
そして,お隣の写真は「黒皮南瓜」.煮崩れしにくいという特徴が有り,宮崎県など九州での栽培が多いようです.珍しい種類なので,買って帰ればよかったなぁ.ちょっと重たいけれど.

 

柑橘類もありました.

 

f:id:osanpowanko:20140606123449j:plain

 

この日は,オレンジを台車一杯に買っていく人を見ました!!
この写真には写っていないのですが,宇土マリーナおこしき館の登録商標「デコマリン」というのもあるそうです.


海のそばということもあり,物産館には新鮮な魚介類がたくさん並んでいました.
「漁師市場」というコーナーがあり,いけすには伊勢海老が!! 100g単位での販売なのですね.「網田の甲イカ」は春にオススメの商品のようです.

 

f:id:osanpowanko:20140606123605j:plain

f:id:osanpowanko:20140606123615j:plain

 

また,ざるに入った状態で「ほっかほかのゆでダコ」が販売されていました.
本当に茹でたてなのですね” 柔らかそうなタコでしたよぉ”

こんなに大きなスズキもあります.

 

f:id:osanpowanko:20140606124023j:plain

 

大きな口...生きていたら食べられちゃいそうです.
スズキは切り身になってパックで販売されているものもありました.

 

f:id:osanpowanko:20140606124206j:plain

 

「おこしき貝」とは「マテガイ」のこと.
細長いマテガイのしま模様が景勝地の御輿来(おこしき)海岸に似ていることから「おこしき貝」と名付けたそうです.

 

【御輿来海岸】
道の駅「宇土マリーナ」に隣接する御輿来海岸は日本渚百選に選ばれており,頁岩と砂岩互層からなる海岸の岩は「ふとん岩」と呼ばれています.
遠浅のため,干潮の時には見渡す限りの縞模様が望めるそうです.

今度お散歩に来た時は,見てみたいな”


これらの新鮮な魚介類が「おこしき館」の自慢なのだそうです.

館内にある「漁師食堂」では魚料理をメインとしたメニューをお楽しみいただけますとのことだったので,楽しみにしていたのですが...
レストランはお昼時でもあり,とっても混んでいて,料理が出るまで30分以上かかると言われてしまいました.残念ですが,今日はあきらめました.

 

今日は本当にたくさんの人が来ていて,すれ違うのも大変なくらい混雑していました.

 

 f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 海苔の養殖

 

道の駅「宇土マリーナ」がある宇土半島は有明海に面しており,海苔の養殖が盛んに行われています.
物産館でも海苔が販売されていました.

 

f:id:osanpowanko:20140606124553j:plain

 

メインではないものの重要な役割を果たしている海苔.
太巻きといった巻き寿司には欠かせないものですし,お好み焼きやたこ焼きのトッピングとしても活躍しています(アオノリやアオサは緑藻類で,ノリ類は紅藻類に属します).

以前は贈答用としての海苔の需要が高かったのですが,近年ではコンビニ等で販売されているおにぎり用の海苔としての需要が多いそうです.

 

のり類の養殖は本州太平洋岸,四国,九州の各地で行われています.

 

f:id:osanpowanko:20140606124657p:plain

(出所)農林水産省「海面漁業生産統計調査,魚種別の主要生産県の生産量(平成22年)」より

 

漁連別の生産実績も上で示した生産量のグラフと同様に,東シナ海区の九州や瀬戸内区の四国での生産量が多くなっています.

平成24年度産(平成24年10月から平成25年4月末までに生産されたのり)の熊本県の生産実績は約9億7千万枚(971686千枚)で第4位です(海苔1枚の基準はタテ21cm×ヨコ19cmです).なお,近年4年間のデータを見ても,熊本県の生産実績は毎年4位となっています.

同年の総生産枚数は約82億枚でした.

 

海苔の生産量が飛躍的に増大したのは,養殖技術が発達した1970年代以降です.
江戸時代中期に東京湾で始まったとされる海苔養殖は,自然環境に左右されやすく安定的な生産を行うことができませんでした.海苔は夏の間どのように成長しているかが解明されておらず,養殖海苔を付着生育させる資材の「(海苔)ひび」に海苔の種が確実につくかどうか分からなかったためです.天候や海水温にも大きく左右されるため,海苔の養殖生産は大損することもあり「運草」と言われたほどです.

 

しかし,ある女性が海苔の全生活史解明に貢献したことで,海苔養殖は自然任せではなくなったのです.1949年,イギリス人研究者キャサリン・メアリー・ドリューはチシマクロノリの果胞子がカキ殻に穿孔し,糸状体に成長して夏を越すことを発見しました.彼女の発見を基に研究が重ねられ,ついには人工的に海苔の種を付けることができるようになったのです.

現在では,本育成以外の工程はすべて人間の手で管理され,海苔養殖が行われています.

海苔養殖の母とも言われる海藻学者ドリュー.
彼女の功績をたたえ,有明海を望む宇土市住吉町の住吉神社には顕彰碑が建てられています.

 

さて,先ほどおにぎり用の海苔の需要が増大傾向にあると書きましたが,コンビニおにぎり用の需要が増えるにつれて海苔の養殖方法も変化していきました.
海苔が歳暮贈答商品として需要されていた時代は,手間ひまをかけ上品質な海苔が作られていたのですが,業務用としての需要,そして販売競争が激化するにつれて海苔養殖に経費をかけることが少なくなりました.なぜなら入札価格が安くなった分,生産枚数を増やし収入を確保する必要が出てきたからです.

上質で高価格帯の海苔は販売量が落ち込んでいるため,業務用に適した質と納入価格に合致する程度の海苔が養殖されているようです.

 

海苔の生産には円相場も関係しています.
円安に伴い海苔の製造に使う軽油が値上がりしました.収穫された生海苔は,細かく切り,洗った後に脱水・乾燥といった工程を経て入札されます.従って,円安に伴う燃料費の高等は海苔の製造コストを押し上げることとなるのです.

ギフト用の上質な海苔が売れていた時代は生産コストをカバーできていたのですが,現在のように業務需要が大半を占める場合は入札価格が生産原価を下回ることもあり,生産を打ち切る産地も出てきているようです.

 

「中・上質で比較的価値の高い嗜好品として販売出来る家庭用商品やギフト商品の販売が増えない限り、低価格品の増産で目先の売上高を追う生産を続けなければない」と海苔常食振興会の産地リポート「のり生産の課題」で指摘されています.

 

外食業界における海苔の需要は増え続けており,全国の海苔生産枚数の約70%近くが業務用需要となっているそうです.このように,日本の海苔は業務用が中心となっています.そこで問題となってくるのが韓国や中国といった輸入品の海苔の存在です.
輸入海苔は見た目がほとんど同じであり,さらに国産海苔よりも安い価格で輸入されるため,それらを原料とした商品がシェアを拡大しつつあります.

大手スーパーの食品売り場で,国産の代わりに韓国産の海苔を用いたおにぎりが低価格で販売されているのを見かけたことがあります.

 

平成24年度の海苔の輸入実績を見ると韓国からの輸入が3億2763万8千枚(16億4073万8千円),中国からの輸入が1億5269万4千枚(8億3216万7千円)となっています(データは海苔増殖振興会『リポート 産地を追って「海苔産業低迷脱出へ再考の時」』より).

海苔輸入については輸入割り当て制度が適用されており,過去の輸入実績などを基準に,一定期間に輸入できる総量または総額が設定されています.輸入割り当て(平成24年度)の3品(「干しのり」「無糖の味付けのり」「のりの調製品(無糖の味付のりを除く)」)の総枚数は16億7400万枚で,前年度より1億5600万枚増加しています(データは「海苔産業情報センター」ホームページより).

輸入相手国は韓国と中国の2ヵ国に限られていていますが,日本産と同質程度で価格が安いものもあり,輸入海苔への依存が強くなっているようです.


一方,海苔の日本からの輸出はというと,近年の輸出額の動向は以下のグラフのようになっています.

 

f:id:osanpowanko:20140606124936p:plain

 (出所)海苔増殖振興会『リポート 産地を追って「海苔産業低迷脱出へ再考の時」』より.

 

2013年の日本の干し海苔輸出枚数は3504万枚でした.中国や韓国の輸出量はそれぞれ15億枚,35億枚とのことで,日本の輸出量がとても少ないことが分かります.やはり中国や韓国産に対しては価格で太刀打ちできないとの認識が広がっているようです.

 

海苔は栄養価が高くアメリカをはじめとした海外でも注目されつつある食材です.
また,日本食ブームは海外での海苔の認知度の向上,そして消費が拡大する契機となっています.今後は日本産海苔の質と価値をアピールし海外市場の需要開拓を行っていく必要があるそうです.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain ソフトクリーム

 

f:id:osanpowanko:20140606125108j:plain

 

焼海苔ソフト(300円)
絶妙なバランスです.風が強かったわけではありません“

 

さっぱりした味でした.焼海苔の粉末がかかっており,芳ばしいです.
ソフトクリームの方は,普通のバニラではないようですが...何かなぁ? 色は“グリーン”なので,やっぱり海苔が入っているのかもしれません.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 道の駅スタンプ

 

f:id:osanpowanko:20140606125305p:plain

 

どこで押したか忘れてしまいました... 

 

つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

 


 

名称 宇土マリーナ(熊本県‐18)
住所 熊本県宇土市下網田町3084番地1
アクセス 国道57号線沿い.
公式サイト http://www.okoshikikan.com/
ポイント ソフトクリームの形.

 

【参考ホームページ・参照文献】

日本水産資源保護協会(2004)「わが国の水産業 のり」

一般財団法人 海苔増殖振興会:http://www.nori.or.jp/nori/index.html
うと物語-宇土市観光情報サイト-:http://www.city.uto.kumamoto.jp/utomonogatari/
海苔産業情報センター:http://www.j-nori.com/
熊本県:http://www.pref.kumamoto.jp/