【訪問日:2014年10月】
今日は山口県の道の駅「サザンセトとうわ」でお散歩です.
おさんぽわんこの旅の思ひで,道の駅100駅目の紹介です.パチパチ.
「サザンセトとうわ」は山口県の南東にある周防大島にあります.そのため,本州から行くには大島大橋を渡る必要があります.
この写真は周防大島側から見た周防大橋です.島と本州の間の最大流速は10ノットと潮の流れが早いため,橋は潮流抵抗を避ける構造となっているのだそうです.
大島大橋には歩道も設置されています.自転車で渡っている人を見ました.この歩道からは渦潮を眺めることもできるのだとか.
「サザンセトとうわ」へ行くには大島大橋を渡り終えたらすぐに左折します.海沿いの国道437号線を車でずんずん進むと...25分ほどで到着です.
周防大島の海と山
瀬戸内の自然豊かな海に囲まれた周防大島は,みかん栽培と漁業が盛んな島です.
【海のもの】
レストランでは季節の地魚定食を味わうことができます.小イワシを使ったメニューが人気のようです.レストランのランチ営業は11時-15時ということで,今日は食べることができませんでした...残念.
レストランは2階にあるので,瀬戸内海を望みながらお食事ができるようです.真宮島(しんぐうじま)という干潮時だけに砂道が現れ渡ることのできる島も見えるそうです.水曜日は道の駅,レストランともに定休日です.
売店では,わかめや乾燥した食べる小魚,いりこを販売していました.
ひじきも人気商品のようです.
【山のもの】
続いては,みかんです.
周防大島は山口県産のみかん生産の約8割を占めています.農産物直売所には,みかん関連商品がいっぱいありました.
お菓子やジュース,ゼリーに加工されています.周防大島産みかんゼリーはなんと5種類! みかん,ポンカン,しらぬい,伊予柑,ユメほっぺ,だそうです.みかんを使った和菓子も販売されています.
みかんは羊羹にも加工できるんだぁ.
みかんを使った製品は,贈答用としてセットになっているものもありました.もちろん,そのままのみかんも販売しています.11月から2月はみかんを販売します.
お散歩をしたのは10月なのでちょっと早いですが,既にみかんを販売していました.レモンやゆず,すだちなどの柑橘類もありましたよ♪
公式ホームページの「新着情報(2014年11月29日)」によると,早生みかん,石地みかん等は大量入荷中で,石地みかんは午前中に売り切れるほどの人気なのだとか.旬の情報を得ることができますね♪
野菜も販売していました.手書きの商品紹介の絵がとっても上手です.
今日は閉店間際のお散歩だったので,ちょっと焦って店内を見ました.
直売所ではパンも販売していて...美味しそうでした.直売所では,ふくろうの置物や巾着袋といった雑貨も販売していました.
飲食コーナー
【地元生産者直売コーナー】
直売所の外にはみかん花などが並べられていますが,伝統的な食文化を実演販売するコーナーもあります.
海鮮バーベキューコーナーがありました.
営業しておらず,誰もいません.食べたかったなぁ.ざんねん.
このコーナーには海鮮丼,コロッケ,わかめうどん,握り寿司,チャーハン...いろいろありました.「ジャコ天」がおすすめのようです.
野外の食事コーナーを抜けて,駅舎の裏手に行くと海が見えます.今日は綺麗な夕日でした.
真宮島は...あっちかな?それとも,こっちかなぁ?
【Challenge Shop】
周防大島町と道の駅「サザンセトとうわ」は起業を目指す島内在住者に商業活動への参入環境を提供しています.
応募し選考・審査で選ばれた人が道の駅での商業活動に参加しています.
各店舗は海とは反対側,駐車場のところにあります.
山口新聞の「チャレンジショップ開店 道の駅・サザンセトとうわ」(2011年4月12日)によると,営業時間は10時から16時まで.今日は,もう閉まっていました.
チャレンジショップ事業では,起業を目指す人を支援するという目的もありますが,観光拠点地として交流と賑わいの場を作ることも目指しています.また,地元産品の消費拡大も期待されています.
芋焼酎や芋ソフトを販売する「芋喰島」では周防大島産の「とうわ金時」というお芋を使っているのだとか.また,「やまだ精肉店」では島の食材を用いたコロッケを販売しています.
町の人と観光客,双方にメリットのある取り組みですね”
周防大島みかん鍋
周防大島には海と山の恵がひとつになった料理があります.
「周防大島みかん鍋」です.
まるごとの焼きみかんに,柑橘の香りを練りこんだ地魚のつみれと瀬戸内海産の新鮮な具材をみかん胡椒で食べるそうです.ピリッとしたアクセントのあるさわやかな海鮮鍋だそうです.でもみかんが浮いています.
そして,最後の「みかん雑炊」を忘れてはいけません.メレンゲの食感が新しい,淡雪の食感がスイーツのような雑炊なのだとか.メレンゲの正体は卵の白身.黄身と分けて固めに攪拌したものです.それを出来上がった雑炊に載せるのだそうです.軽く溶いた卵の黄身は白身の上からかけます.最後にミツバなどの緑色を真ん中に添えることでみかんのように見える「みかん雑炊」の出来上がりです.
具材や調理法には定義があります.
=「周防大島みかん鍋」の定義=
其の一:体に優しい橘皮が香る「鍋奉行御用達」の焼きみかん
其のニ:さわやかな柑橘の香りを練りこんだ地魚のつみれ
其の三:薬味としてピリリと辛いみかん胡椒
その四:お鍋の最後はふわふわメレンゲによるみかん雑炊
「鍋奉行御用達」の焼きみかんとは,JA山口大島の選定基準などをクリアした安心・安全の大島みかん.皮の部分に6文字の焼き印が入っています.正式な定義もあり,立派な郷土料理となっているようです.
みかんは魚介の生臭さを和らげるだけではなく,栄養面でも活躍しています.みかんの果皮に含まれるヘスペリジンは毛細血管を強くする作用を持っているのだそうです.栄養素は特に果皮に多く含まれています.だからこそ,鍋用みかんは皮ごと食べるのだとか...でも,やけどに注意”だそうです.
周防大島での提供期間は11月から3月下旬ですが,「周防大島みかん鍋」はお取り寄せもできるようです.
実は...おさんぽわんこは昔「みかん鍋」を探しに来ました.しかし,タイミングが悪く出会うことはできませんでした.今回もみかん鍋を食べる機会がないので...「サザンセトとうわ」でみかんとすだちを買って帰ることにしました.
買い物をしたら,青いビニール袋に入れてくれました.「サザンセットとうわ」オリジナルデザインです.印刷されている大島の地図には道の駅やなぎさ水族館,海水浴場などの場所が載っています.
いつの日か「みかん鍋」を食べる日が来るのかな...
周辺の観光地「なぎさパーク」
「なぎさパーク」は,なぎさ水族館・陸奥記念館・陸奥キャンプ場からなる施設です.
みかん鍋を探しに来た昔,おさんぽわんこはなぎさ水族館へ行きました.
ここには魚にさわれるタッチプールがあります.
屋内にある「タッチングプール」は日本最大級の広さを誇ると紹介されています.あまり大きくないのですぐに全部見ることができます.特に,印象に残っているのは小さなサメです.なぎさ水族館のタッチプールには,ナマコやヒトデなどのあまり動かない生き物だけでなく,サメにも触ることができるのです.
でも気をつけてください!!
慣れているはずの係りのおじさんでも,時々怪我をすることがあるようです.「触っても大丈夫ですよ~ほらこんな風に・・・あっ痛!」と係りのおじさんも苦戦気味でした.
なぎさパークは「サザンセトとうわ」から437号線をさらに東へ進んだところにあります.道の駅「サザンセトとうわ」に来た際は,島の先までもうちょっと足を伸ばしてみましょう”
なぎさ水族館は年末年始休館で営業時間は9時から16時半です.
水族館だけの入場料は大人210円でした.
ソフトクリーム
みかんソフト300円です.
閉店間際で急いでいたので,店内で写真をとってしまいました.でもソフトクリームは直売所外の売店で売っています.
鮮やかな色で写っていますが,味はさっぱりしています.すごくさっぱりしたみかんソフトです.
「おさつもち入り」という日曜日限定のソフトがあるみたいです.
道の駅スタンプ
スタンプは2種類ありました♪ 駅舎がデザインされているものと,周防大島の形がデザインされているものです.
えっと...何処で押したかな?
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
名称 | サザンセトとうわ(山口県‐06) |
住所 | 山口県大島郡周防大島町大字西方1958-77 |
アクセス | 国道437号線沿い |
公式サイト | http://www.sazan-seto.com/ |
ポイント | s.t.周防大島 海+山=みかん鍋 |
スオウオオシマドットコム:http://www.suouoshima.com/index.html
周防大島町ホームページ:http://www.town.suo-oshima.lg.jp/index.html