【訪問日:2015年2月】
今日は大阪府の道の駅「いずみ山愛の里」でお散歩です.
和泉市南部リージョンセンターの一部が道の駅の施設となっています.リージョンセンターには,図書室や会議室,多目的ホールなどの施設があります.お散歩をした日はちょうど研修会を開催する日だったので,参加者と間違えられてしまいました.道の駅の販売施設や情報コーナーは施設1階の手前部分なので,気軽に利用できます.
物産販売所
地元和泉市産の農産物だけではなく,農産加工室で作られた加工品も販売しています.また和泉市特産品の販売も行っています.
四季折々の農産物を出荷するのは道の駅出荷協力会の会員さんです.和泉市産の農産物を販売する施設ですが,友好都市関係にある和歌山県かつらぎ町からの農産物も扱っているのだとか.
【農産物】
冬におすすめの野菜である水菜やカブ,レモンやイチゴが並んでいました.
原木栽培の生しいたけもありましたよ.みんな袋に入ってお行儀よく並んでいます.野菜が並んでいるのは店内だけではありません.店舗の外にもキャベツや大根,柑橘類が並んでいました.
【加工品】
道の駅で手作り食品の製造・販売,軽食販売をしているのは「いずみの里」です.和泉市内の生活改善グループの女性有志50人が出資して設立したそうです.
道の駅「いずみ山愛の里」を拠点に,米粉パンや佃煮,味噌などを販売しています.もちろん和泉市産の食材を中心に使い加工食品を製造しています.加工食品の販売だけではなく,地元農業の活性化や学校での食育なども行っているのだとか.
美味しそうだなぁ” 今回は地元のお米を使っているパンを買いました.米食パン(プレーン)140円は弾力があり,モチモチ”バターも入っています.バターの香りたっぷりで腹持ちも良さそうです.もう一つ,大阪っぽいお好み焼きパン(160円)を買いました.キャベツたっぷりでネギも入っています.ソースとマヨネーズで味付けされていて,厚切りの鰹節も入っていました.お好み焼きパンも米粉を使っているのかな!?
施設内にある加工室・喫茶「いずみの里」では,うどんやカレー,おにぎりなどの軽食を提供しています.他の業者が作った胡麻豆腐やお漬物も販売していましたよ♪
【特産物】
和泉市の地場産業のひとつに「人造真珠(フェイクパール)」の製造があります.
人造真珠はガラスや貝殻を核にし,真珠質の塗料をコーティングを重ねて真珠を作り上げます.貝を核にするといっても海の中で成長させる養殖の真珠(本真珠)とは異なります.(真珠養殖については,愛媛県宇和海周辺のお散歩「道の駅 「うわじま きさいや広場」の思ひで…」をご参照ください.)
和泉市における人造真珠の製造は,明治末期に入手したフランス製品を研究したことに始まります.大正時代にはガラス玉を原玉とする人造真珠が作られるようになりました.和泉市のもうひとつの地場産業である「ガラス工芸品」の製造技術も関係しているのですね”
ガラス玉を原玉とする人造真珠に加えプラスチックや貝を原玉とした人造真珠も作られるようになりました.人造真珠は針金に並べた核にコーティングを施すため一度にたくさん製造することが可能です.
とはいえコーティングには独特の高度な技術を必要とします.和泉市にいる人造真珠職人は高価な本真珠に近い質感を再現しています.国内の人造真珠生産業者の約8割が泉市内にいるそうですよ♪
人造真珠を使ったアクセサリーは気軽に,低価格に楽しめるという魅力があります.冠婚葬祭やフォーマルなどにも使えるネックレスが4500円程度,またブラックパールのネックレスも人造真珠で作ることができます.自然の中では難しい色を大量生産できそうですね” 約400種類もの色を扱っている製造工場もあるのだとか.汗や汚れに強く変色しにくいという点も人造真珠の特徴です.
現在ではネックレスやイアリング,ブローチといったアクセサリーだけでなく,小物入れや人形などルームアクセサリー分野における製品も作られています.
和泉の人造真珠は「I Pearl」の愛称で親しまれています.
“I”は生産地である“和泉”と“愛”を表しているのだそうです.ふるさと納税で大阪府和泉市に寄附をするとお礼の品としてI-Pearl ネックレスなどを選択できるようです.
広報いずみ『和泉の宝石 I Pearl」No.662, 2014年2月.
泉州ブランド:http://brand.sen-shu.com/
道の駅スタンプ
つぎはどこをお散歩しようかなぁ...
名称 | いずみ山愛の里(大阪府-06) |
住所 | 大阪府和泉市仏並町398-1 |
アクセス | 国道170号線沿い |
公式サイト | http://izumisouth-rc.jp/michinoeki/index.html |
ポイント | 内陸なのに真珠の産地 |