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道の駅 「竜王かがみの里」の思ひで…

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 【訪問日:2014年2月】

 

今日は滋賀県の道の駅「竜王かがみの里」でお散歩です.

 

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販売施設では,地元生産者による農産物やそれらを使用したジャムなどの加工品,竜王オリジナルの特産品が販売されています.

 

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農産物販売所では,生産者さんたちの写真付きで新鮮野菜が紹介されています.

 

レストランもあります.

 

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営業中と書いてありますが...ラストオーダー前に着いたはずですが...今日は閉店のようです.
残念” 近江牛ハンバーグが美味しそうだったのに…食べたかったなぁ”

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 竜王町のあわび茸

 

滋賀県の竜王町は山の木の種類も多く,自然に生息するキノコの種類が非常に多い地域なのだそうです.このような環境にある竜王町で「太足あわび茸」の栽培が行われるようになりました.

 

熱を加えても失われない,コリコリとした食感が最大の特徴です.太い足の部分が特に美味しいそうです.シーズンは4-12月.この期間のみ,生のあわび茸が販売されるそうです.

“あわび茸の佃煮”や“あわび茸ちっぷす”など加工品にもなっています.
“あわび茸ちっぷす”は竜王町特産「足太あわび茸」をそのままチップスにした100%キノコなのだそうです.

 

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ちょっと分かりにくい写真ですが,左の方に写っているのが“あわび茸ちっぷす”.醤油やわさび,カレーなど7種類もの味があります.これなら,いつでも食べることができますね”

 

竜王オリジナルの特産品だけではなく,琵琶湖の特産品も扱っています.

鮒寿司” 琵琶湖周辺のいろいろな道の駅で見かけました.

 

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琵琶湖に関係のある製品がもうひとつ.“びわ湖ヨシ紙”です.
気がつかなかっただけかもしれませんが,「竜王かがみの里」以外の道の駅では,見かけなかったような...

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain びわ湖ヨシ紙

 

【ヨシとは】

イネ科に分類されるヨシは湖沼や河川,湿地帯などの水辺に生息しています.世界各地で見られ,分布の広い植物です.日本では地域によって“アシ”と呼ばれることもあるそうです.さらに,各地方で独特の呼び方があり,滋賀県の西湖周辺では形状や価格によって弥勒(美六),白口,赤口,皮付き,太ヨシなどと呼び分けられているそうです.

 

3月の終わり頃から芽が出るヨシは,2-3ヵ月で2mくらいに成長し,8月頃には穂を出します.枝分かれせず垂直に伸び,中は空洞です.
成長を続けるヨシは,刈り取り時期には4mになっているのだそうです.

イネ科に分類されますが,稲や麦のように1年生ではなく多年生の植物です.従って,地上部分は枯れますが,地下茎は冬を越し,また新たな芽を出すのです.

 

【ヨシの役割】

ヨシは琵琶湖の環境を守る重要な植物です.

湖岸に群れをなして生えるヨシは,泥を留まらせるため侵食を防ぎます.また,水中に根を下ろしているため魚の産卵場や小魚の隠れ家となっています.琵琶湖の固有種であるニゴロブナもヨシ群落内に卵を産む魚の一種です.ヨシの地上部分は鳥のすみかとなっています.

ヨシは琵琶湖特有の生態系を保全しているのです.

また,ヨシは水質浄化の役割も担っています.リンや窒素といった成分を水中から吸収するため,湖の水が「富栄養化」するのを防いでいるのです.ちょっと不思議ですが,湖の栄養が多すぎると,プランクトンが発生しすぎて酸素不足になり,魚が住めなくなってしまいます.栄養は適度が一番ですね.

 

【ヨシの活用】

水質浄化の役割を果たすヨシですが,刈り取りをしないとヨシ群落が腐り,水質を悪化させます.刈り取りをすることが新たなヨシの育成を促し,さらには琵琶湖の自然環境の保護にもつながるのです.

 

昔から冬に枯れたヨシの地上部分は刈り取られ,ヨシ製品に使用されてきました.例えば,ヨシは葦葺屋根(よしぶきやね)や葦簾(よしず)として活用されてきました.肥料や燃料として用いられていたこともあるようです.また,「葦笛」という楽器としても活用されていたのだそうです.
葦は英語でreedと表現するのですが,木管楽器で使われる「リード」の語源は,この葦(reed)から来ているのだそうです.

 

そして,道の駅「竜王かがみの里」でも販売されているヨシ紙.

 

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琵琶湖に群生しているヨシを原料としヨシパルプ用いているため,有害物質を含んでいません.
このヨシ紙の特徴は,温かみのある風合い(繊維の密度が低いため,フワッとしている)吸水性,浸透性の良さです.墨や絵の具との馴染みが良いとも言われています.

 

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ヨシは琵琶湖の水質を改善するだけではなく,非木材紙の原料として環境保全に貢献している植物なのです.

 

【ヨシの保全】

1953年頃には約280haあったヨシ群落は,1991年には約130haまで減少しました.生活スタイルの変化や安価な輸入品により,ヨシへの需要が減少していたことも背景にあります.

そこで滋賀県は1992年に「滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例」を制定しました.琵琶湖の環境を維持するために,魚類・鳥類の生息場所,湖岸の侵食防止,水質改善といった機能を有するヨシ群落を保全する取り組みです.


制定に伴い,保護地域が指定されました.さらに,“守る”だけの活動ではなくヨシを育て刈り取りを行い,生活の中での活用法を見出す取り組みも行われています.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 道の駅スタンプ

 

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売店を入ったところにありました.

かがみの里とは「鏡の宿」に由来しています.旧義経街道と呼ばれた東山道にあった鏡の宿場は,源義経元服の地として知られています.

 

 つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

 


 

名称 竜王かがみの里(滋賀県‐10)
住所 滋賀県蒲生郡竜王町大字鏡1231番地2
アクセス 国道8号線.

公式サイト

http://www.rmc.ne.jp/kagaminosato/
ポイント ヨシ紙を取り扱っています.

 

【参考ホームページ・参照文献】

 

株式会社コクヨ工業滋賀:https://www.kokuyo-shiga.co.jp/
公益財団法人淡海環境保全財団:http://www.ohmi.or.jp/
滋賀県ホームページ:http://www.pref.shiga.lg.jp/index.html
竜王町観光協会:http://www.rmc.ne.jp/dragon-kanko/