道の駅 「河野」の思ひで…

 

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今日は福井県の道の駅「河野」でお散歩です.

 

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「標高200mの展望デッキからは若狭湾や敦賀半島を一望でき,日本海に沈む夕日は最高!」
とのことで,夕方の時間にお散歩にやってきました.海岸線は越前加賀海岸国定公園に指定されています.

 

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敦賀湾展望デッキからの眺め….
今日はくもりです…雲だか靄(もや)だかが立ち込め霞んでおり,全く見えません.
海と空の境目は…どこかなぁ.

 

….お買い物をします.

 

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冷凍のカニや魚は,宅急便で送ることができます.
そういえば,特産物産館のステンドグラスが印象的でした.「河野」に来た時は,冷蔵庫の中の魚ばかりではなく,見上げてみてくださいね”

 

福井銘菓「生けんけら」 “ねじった”お菓子.

 

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「けんけら」とは,大豆を粗びきし白胡麻・水飴などを加えたねじり菓子です.400年の伝統があり,剣で切らなければ切れないほど堅いところから「けんけら」(剣切羅)との名前が付いたのだとか.

写真は“生”バージョンなので,柔らかいのかなぁ???

 

右の写真は「こう太郎のあいす屋さん」のアイスもなかです.それぞれの名前や説明からは,こだわり度合いが伝わってきます.

【2018年12月】
今日はいい天気♪

 

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“生”ではない「けんけら」を食べました!きな粉と砂糖の甘いあまいお菓子です!
確かに硬めのお菓子だけれど,福岡で買った堅パンの方がかたいなぁ.と思いました.

良い天気だなぁ...と思っていましたが,買い物をして車へ戻ると曇っていました...ちょっと雪も降っています.305号線は高波のため通行止めとなることがあるようです.8号線は雪を解かす水の勢いが強く,フロントガラスに直撃するので注意してくださいね!

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain “丼”を食べる

 

特産物産館にある軽食コーナーではカニ丼が食べられます!
カニ丼(1000円)には,ほぐしたカニの身がたくさんご飯の上に乗っています.カニ酢か醤油かはお好みで.いただきま~す.

 

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甘いカニでした♪ “丼”になっているカニは食べやすいなぁ〜.
以前,新潟県の道の駅「親不知ピアパーク」でお散歩したときは,カニ1匹を丸ごと買ったので,食べるのに苦労しました….そちらも美味しいカニでしたが.

 

美味しいカニをもう少し食べたくなってしまいました.
すると…情報コーナーで「浜の活丼(KATSUDON)」という美味しそうなチラシを見つけました!!


このチラシでは305号線沿いの“美味しそうな海鮮丼”を提供するお店を紹介しています.写真ものっていて,見ているだけで食べたくなってしまいます.

 

でも…夜に営業しているお店がほとんどありません...
チラシをよく見ると「浜の活丼」の定義がありました.その中の一つに“お昼限定であること”……と.

お得な海鮮丼は,お昼限定で提供することが多いのかもしれないですね”
“通年で提供すること”との定義もあるので,今度はお昼の時間帯に来てみます.

(なお,チラシに掲載されているお店でも20:00頃まで営業しているお店がありました.)

 

…遅くなってしまい,「河野」の近くには海鮮丼を食べられる場所がなさそうなので,もうひとつの“丼”を食べに行きます.

こちらも,福井県の名物です.

 

「河野」の展望デッキから眺めることができるはずの敦賀までやってきました.
これだけお散歩したら,食べても大丈夫かな...
ビーフカレーの旗の方が目立っていますが…敦賀名物「ソースカツ丼」です.

 

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カニ丼でお腹が膨れていたので,ミニサイズを頼みました.
ソースカツ丼(小)480円です.あまぁ〜いソースがご飯の一番下まで染み込んでいました.このウスターソースは「敦賀の秘伝の味」なのだそ うです.
カツは薄めです.5mmくらいかなぁぁ.きっとこの薄いカツが特徴なのですね”.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 北前船

 

道の駅「河野」のある南越前町は「北前船」ゆかりの地です.

 

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江戸時代,政治の中心は江戸に置かれていましたが経済の中心は大阪にありました.


その大阪と蝦夷地(現在の北海道や東北)の間を運行し物資を運んでいた交易船が「北前船」です.蝦夷地からは塩魚や昆布といった海産物が,北陸からは木材や米が大阪へ運ばれました.


京料理に欠かせない食材である昆布は,この「北前船」によって運ばれていたのですね.
また,大阪からは反物や砂糖などが東北や蝦夷地へ向けて運ばれました.

 

北前船は,江戸中期から明治30年代まで,大坂と蝦夷地を結ぶ日本海航路に就航した廻船とです.港から港へ荷物を運ぶ北前船は,船主が荷主を兼ねており,各港で商売をしながら航行する形態をとっていました.この形態は「買い積み制」と言われています.


これが北前船の商売の特徴です.安いところで買い,高いところで売り,その差益で商売を成立させる北前船は,船主の商才がポイントとなる形態であったということですね.

 

河野出身の廻船運営者である右近家は北前船主として日本海五大船主の一人として活躍しました.


9代目右近権左衛門は,若い頃から船頭として廻船に乗り込み,全国各地の情報を収集するなど経験と知識を積み重ねていきました.商機を見極めることのできた彼は,大阪の問屋商人泉屋などと廻船を共同経営するなど積極的に事業を展開してゆき,収益を拡大させました.

また,10代目の右近権左衛門は明治期の実業家であり,日本海上保険(現 日本興亜損保保険の前身会社)の設立に貢献するなど功績を残し,海運業の保護育成に努めた人物でもあるそうです.

 

北前船による物流のルートは日本海側の地域だけではなく,九州や四国にも寄港した港が点在しています.汽船・汽車という新たな輸送手段が現れるまで,物流を通して経済を支えた存在が,北前船なのですね.

 

f:id:osanpowanko:20140227173908p:plain 道の駅スタンプ

 

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スタンプをくっきりとキレイにおせました.

 つぎはどこをお散歩しようかなぁ... 

 


 

名称 河野(福井県‐1)
住所 福井県南条郡南越前町大谷
アクセス 国道8号線沿い.
北陸自動車道敦賀ICから国道8号を福井方面へ
関連サイト http://info.pref.fukui.jp/hozen/michinoeki/kouno.html
ポイント お得なカニ丼は1000円♪

 

【参考ホームページ・参照文献】


釧路昔むかし:http://www.hokkai.or.jp/history/kusiro-mukasi/
新潟文化物語:http://www.n-story.jp/index.php
南越前町観光情報サイト:http://www.minamiechizen.com/