【訪問日 2014年1月】
今日は,千葉県の道の駅「水の郷さわら」を夕方のお散歩です.
すぐに暗くなってしまったので,小野川や利根川はあまり見えませんでした...
「水の郷さわら」は河川を利用したレクリエーションの拠点ともなっており,観光船やカヌー乗り場,バードウォッチングの場が隣接しています.また利根川の過去の記録が展示された建物もあり,防災教育の場として役立てられているそうです.
地場特産品直売所はスーパーマーケットのようでした.モツの煮込みやさつまいもサラダなどお惣菜も充実していました.切り花や植木も扱っていました.
フードコートでは,佐原名物の「うなぎ」や地元の「SPF豚肉」を使用したメニューが楽しめます.他にもピーナッツカレーや麺類,ピザも食べられます.
地域物産館では,地元の菓子屋さんがそれぞれのコーナーを設けた販売方法となっていました.洋菓子や和菓子の専門店コーナー,麩を製造する会社のコー ナーもありました.千葉県名産のピーナッツも売っています.
千葉の落花生
落花生は北海道や東北を除く42都府県で栽培されているのですが,約8割が千葉で生産されています(2015年の収穫量は9590トンで全国の78%を占めます).落花生の品種の中には「千葉半立」のように “千葉” の名の付いた品種もあります.千葉半立は栽培が容易で収量も安定しているという特徴があり,千葉県内の作付け面積の66%を占めているそうです.
千葉県では現在の成東町で1876年に栽培が始まりました(2016年11月22日の日本経済新聞「千葉の落花生 なぜ定着」によると,現山武市の農家が試作に取り組んだことが千葉県内での栽培の始まりになったとのことです).千葉で生産される落花生は,原料用ではなく贈答用の商品として加工されることが多いです.
日本で生産される落花生は,日本の消費量の1割程度です.このことからも分かるように,落花生の多くは輸入されています.
グラフは2009年のデータですが,中国が世界一の生産国であることは現在も変わっていません.なんと40.5%を中国が生産しているのです.落花生は栽培に手 間がかかるため安い輸入品が流通しています.日本での作付面積は減少傾向にあり,ピークであった1965年は66,500haでしたが,2012年は7,200haとなっています .
しかし,国内生産1位の千葉も頑張っています.新品種を導入することで輸入品に対抗しているのです.千葉県農林総合研究センターが開発した「おおまさり」は通常の倍以上の大きさがあり甘味が強い品種です.一般的な品種の約2倍の大きさで、収穫量は1.3倍以上あり10アール当たり約900キログラムにもなるそうです.生産効率も良いのですね.お菓子の開発など,地域への経済波及効果が期待されるなか,注文が増加傾向にあるそうです(日経新聞2014/1/25 夕刊).
…ということで,ソフトもピーナッツ味です.
ソフトクリーム
ピーナッツフトクリーム(300円).
フードコート内で販売しています.5月から10月の期間限定との情報がありましたが,お散歩をした1月でも販売していました.砕いたピーナッツが入っており,もちもち・つぶつぶのソフトクリームでした.濃厚な味だけれども後味はサッパリでおいしいです.写真のソフトは低く見えますが…まだ一口も食べていません.
スタンプ
スタンプは直売所内にありました.メインのスタンプは中央の丸型ですが,お散歩をした時は“チーバくん”のスタンプもありました.
つぎは どこをお散歩しようかなぁ...
名称 | 水の郷さわら(千葉県-21) |
住所 | 千葉県香取市イ3981-2 |
アクセス | 国道356号線沿い.東関東自動車道,佐原香取I.C.より253へ.「津宮バイパス入口」信号を左折し国道356へ.道沿い(右側)にあります. |
公式サイト | http://www.e-sawara.com/ |
ポイント | ピーナッツソフト美味しいよ♪ |
一般財団法人 全国落花生協会:http://www.jpf.or.jp/index.html
eピー ナッツ:http://www.chiba4u.com/peanuts/index.html
教えて千葉のめぐみ:http://wwwp.pref.chiba.lg.jp/pbmgm/index.html
二宮書店編 集部(2012)『データブック オブ・ザ・ワールド 世界各国要覧と最新統計2012年版』二宮書店.